ガルマ 散る

ジオンの最終ラインを突破しようとするホワイトベースを、恋人イセリナのためにも負けられないガルマが最後の攻撃をかけるがシャアに裏切られ返り討ちにあうという話。

「ブライトさん、僕が先頭になっておとりになりましょうか」

ここを突破すれば連邦軍の勢力圏にはいれるということもあってか前回のマチルダさんのおかげか、いつになく積極的なアムロ
艦内の年寄りどもは未だに「ここで死ぬぐらいなら降ろしてもらおう」などといっている。
毎日毎日キレもせずに、こんな老人の相手をするフラウボウは偉いなと思う。

「勝利の栄光を君に!」

調子のいいことを言って自分の部下だけを連れてガウを去るシャア。
「どうも味方の兵まで騙すのは性に合わんな」
などと言っていることから、すでにガルマを騙して殺すつもりのようだ・・・恐ろしい。

しかもガンダムと戦闘しながらガンダムの動きだけをみてホワイトベースの作戦を読み見事ホワイトベースの場所を見つけ
さらに瞬時にガルマを嵌める作戦をたて、行動にでる。
天才だなー


しかしザク3機で出撃しても相変わらずガンダム1機にやられてしまうのは本当に悲しい。

「シャア、謀ったな!シャア!」

シャアの誘導により後方からホワイトベースの一斉射撃を受け絶体絶命になるガルマ
そして無情にもシャアからこれがシャアが意図して行ったことだと知らされる。
僕の勝手なガルマ像だと、ここで怒り狂って泣いてしまうのだが、男ガルマは全然違う。
瞬時に気持ちを切り替え、ガウがもうどうしようもないことを冷静に受け止め作戦を立てる。
そう、最後の手段。特攻・・・

ストーリー的にはザビ家の1人が死ぬのだから、引き換えにガンタンクぐらいは破壊されてもいいような気もするが、残念ながらガルマの特攻はまったく無駄に終わる。
哀れガルマ。

次回「イセリナ、恋のあと」君は生き延びることができるか

愛蔵版 機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (2) ガルマ編
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